可児波起

2023年2月1日2 分

GAFAMと呼ばれるビッグテックの低迷:Web2の終わりの始まりか?Web3.0とは?

今、インターネット業界では「web3.0」という言葉が、しきりに使われています。

今までの「インターネット社会」をWeb2と呼び、GAFAMと呼ばれる、巨大IT企業の台頭とそのプラットフォームの中央集権的支配からの脱却、ということが語られます。

しかし、Web2からWeb3.0へ、、、という話の文脈で、GAFAMのプラットフォームを「中央集権」と呼び、そこからの脱却が希望、というのは、違和感があります。

GAFAMが巨大になったのは、大前提として「便利だった」のです。

・インターネット検索では、yahooもexciteもlivedoorも独自の検索エンジンを持ち、それぞれで検索結果が違う時代がありました。それが、淘汰され、気がつくと、ほぼGoogleのみになったのですが、

それは「ユーザーにとって一番使いやすかったから」

に他ならず、Googleは機会学習を駆使して、良好な検索体験を提供し続けてくれたのです。

SNSが出来たことで、世界中がシームレスに繋がり、Amazonで、ネットでの購入体験を覚え、iPhoneは、携帯電話に革命を起こしました。

問題の本質は

「それらが全て『無料』で使える」

という思考です。

タダより怖いものはない、と言いますが、この便利なサービスに月1,000円払うことすら躊躇してします。

タダに慣れすぎた頭を、変換することこそ「Web3.0」の世界への鍵かと。

無料で便利なサービスを利用し続けられる訳がなく、何処かで収益を上げる必要があり、それが「個人情報」の利用による、パーソナライズされた広告配信です。

この経済における、当然の思考がなくなっている、インターネットサービスへの思考の変換こそ、今、求められている変革なのだと思っています。

著者名:
 
【可児波起:海辺の部屋CEO】
 
ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント(東証プライム)企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。
 
「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている
 

 
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