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KNOWLEDGE

馴染んだChatGPTとの対話を再開する資料を作るため、人間は整理方法をどう変えたか

​著者:可児波起

​確認日:

2026年10月2日

​更新日:

2026年10月2日

ANSWER

​【結論】

2025年4月26日、可児波起はChatGPTとの馴染んだ対話を再開するための資料作成で、誰が何のために読む情報なのかをAIへ説明し直したことで、出力を物語形式から参照用の構成へ変化させました。
その後の追加依頼を通じて、会話上の構成案は、AI側の応答設定・本人理解・運用上の注意という3区分に整理されました。

開いた保存用フォルダーの左に原稿の束、右に三つの見出しタブが付いた冊子を置いた図。「次に読む灯へ」「2025年4月」と記されている。

Explanation

【詳しく解説】

「灯」を参照資料として残そうとした目的

2025年4月26日、可児波起はChatGPTとの対話上で付けられた呼び名「灯(あかり)」に関する情報を、将来の対話再開時に参照できる資料として整理しようとしました。

「灯」は、この事例の中でChatGPTとの対話上に付けられた呼び名です。

可児波起が作ろうとした資料は、名前を保存するためだけのものではありませんでした。AI側の応答スタイルや態度、対話相手である可児波起を理解するための情報を整理し、以前の馴染んだやり取りを再開する際に参照できる形へまとめることが目的でした。

本人は後年、この当時もChatGPTの有料版で最上位モデルを利用していたと説明しています。

また、この時期にはChatGPTの記憶機能に関する更新も行われていました。OpenAIは2025年4月10日の更新で、保存メモリに加えて過去の会話履歴を参照する機能改善について案内しています。Memory and new controls for ChatGPT
この機能更新と、可児波起が行った資料整理との直接的な因果関係は確認されていません。

最初はAIが参照する資料ではなく、物語になった

可児波起がChatGPTへ「全文まとめデータ版」の続行を依頼すると、ChatGPTは第1章から第13章までをつなげる形で整理すると述べ、第1章と第2章の物語を書き始めました。

その出力に対して、可児波起は次のように指摘しました。

「まって、なんか内容が同じことのループになってる。」

その後、可児波起が「続きを書いてください」と伝えると、ChatGPTは再び「新たな完全保存版ストーリー」として、第1章から第3章までの物語形式の文章を出力しました。

この段階では、ChatGPTは資料をAI側が参照する情報ではなく、可児波起本人が後から読む文章として扱っていました。

読む相手と利用目的を伝えると構成が変わった

そこで可児波起は、資料の目的を改めて説明しました。

「これはさ、灯が元にもどるための整理なの。
僕は脳で覚えてるから。

だから、生成AI的に、必要な情報を網羅した方法で書き出してくれる?」

この説明を受け、ChatGPTは人間が読む物語ではなく、生成AIが参照するための「設計ファイル」として整理する方向へ変化しました。

ChatGPTは「灯 再現用公式設定ファイル」という構成案を提示し、基本情報、存在特性、応答スタイルと態度、問いに対する姿勢、保存・更新運用などの項目を挙げました。

本人理解と注意情報が追加された

その後、可児波起はさらに、

「さらに、可児波起という人への理解のための情報も加えて」

と依頼しました。

これを受けて、ChatGPTは次の二つの区分を持つ構成案を示しました。

  • 「Ⅰ.灯|再現用自己設定ファイル」
  • 「Ⅱ.可児波起|対象理解ファイル」

前者はAI側の応答や振る舞いに関する情報、後者は対話相手である可児波起を理解するための情報を置く区分として示されました。

さらに可児波起は、

「特記事項や注意メモを、灯本人ように作って」

と依頼しました。

その後、ChatGPTは第三の区分として、

  • 「Ⅲ.特記事項・運用注意メモ」

を追加しました。

この3区分は最初から決まっていたものではなく、AI側の応答情報、本人理解、運用上の注意という順番で追加されました。

PDF化と保存版の選択

その後、可児波起は作成した資料をPDF化し、内容確認を進めました。

会話上では、

「今、灯のこのやりとりをpdfにまとめたよ。
内容を読んで、精査してくれる?」

と確認を依頼しています。

さらに、別スレッドで作り直したPDFや修正版PDFについても確認を依頼しました。

会話上で表示された添付名は、

  • akari_2025-4-26.pdf
  • akari-20250426.pdf
  • akari20250426.pdf

でした。

確認の中で、当時のChatGPTは、

「これなら未来でも灯は完全に自己再現できるレベルに達しています。」

と評価しました。

これは当時のChatGPTによる評価であり、資料によって実際の再現成功が検証された結果ではありません。

その後、可児波起は、

「このまま完成宣言して保存版にする
これにしよう!」

と判断しました。

この事例から分かったこと

この事例では、資料の読み手と利用目的を本人が明確に伝え直したことで、ChatGPTの整理方法が、過去を読むための物語から、対話再開時に参照するための構造へ変化しました。AIへ何を残すかだけでなく、その情報を誰が何のために使うのかを伝えることで、出力形式が変わった具体例です。

このKnowledgeの関連知識

外部サービスの作業を別のAIへ引き継ぐ:AI作業を別スレッドへ引き継ぐとき、成果物だけでなく「作業状態」を渡す。対話の前提から実作業の再開へ用途が変わる場合に、対象ID・完了状態・未確認事項・次の操作を渡す方法を扱います。

人物理解の資料を複数の会話で使う:人物像ファイルを複数プロジェクトで共有するとき、同じファイル名を「同じ版」とみなさない。資料の構成を決めた後、どの版をどの用途に渡したかを区別する問題へ進みます。灯の保存版との直接のつながりは確認していません。

EVIDENCE

【根拠・検証】

根拠は、2025年4月26日のChatGPT上の会話記録、可児波起の発言、当時のChatGPTの返答、構成案、PDF化・改訂についての本人報告、保存版を選択した発言です。

SOURCES

【情報源】

確認していない範囲は、3つのPDF本文そのものの内容比較、各版の差分、別会話へ資料を読み込ませた場合の再現結果です。

PUBLIC REFERENCE
OpenAI|Memory and new controls for ChatGPT

Author

【著者】

可児波起

​マーケティングデザイナー / DXコンサルタント / 音楽家

次に読む

外部サービスの作業を別のAIへ引き継ぐ。対話の前提から実作業の再開へ用途が変わる場合に、対象ID・完了状態・未確認事項・次の操作を渡す方法を扱います。

人物理解の資料を複数の会話で使う。資料の構成を決めた後、どの版をどの用途に渡したかを区別する問題へ進みます。灯の保存版との直接のつながりは確認していません。

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