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KNOWLEDGE

新規記事を作る試験が既存記事更新になった――dotの重複判断と実験目的がぶつかった記録

​著者:可児波起

​確認日:

2026年10月3日

​更新日:

2026年10月3日

ANSWER

​【結論】

AIの重複回避判断が合理的でも、それが実験目的に合うとは限りませんでした。2026年9月30日のChatGPT dot試験では、過去会話の採掘から新規Knowledge作成・メイン画像生成・Wix公開までを試したかったのに、dotは既存Knowledgeとの重複を判断して既存記事更新を選びました。可児波起が「今回は、新記事じゃなくて更新にしたの?」と確認した後、新規記事と新しいメイン画像を作る別試験へ切り替え、そこで初めて新規制作工程まで検証しました。

左に新規記事と新規画像を作る実験目標、中央に既存Knowledgeとの重複判定、右に既存記事更新という合理的な結果を配置し、下部の戻り矢印で実験目的へ戻す流れを示したフラット図解。

Explanation

【詳しく解説】

最初に試したかったのは「採掘から新規公開まで」だった

dotローンチ直後、可児波起はそれまで人間が行っていたKnowledge制作の流れを、自動化できるか試していました。

従来は、過去のChatGPT会話へ採掘指示を入れ、候補を別の制作チャットへ移し、既存Knowledgeと比較し、記事を書き、画像を作り、Wixへ公開し、公開後にセルフレビューする流れを繰り返していました。

可児波起がdotへ求めたのは、素材を渡した後だけを自動化することではありません。過去会話の採掘から担当し、まず1本を記事化・公開まで進め、その学びを次へつなぐことでした。

最初の一周では、既存119記事との照合後に「更新」が選ばれた

最初の一周でdotは、このdot会話内で起きたWix修正体験を素材にし、既存Knowledgeとの照合を行ったと報告しました。

その報告では、既存119記事と比較した結果、同じ問いを扱う既存記事があるため、新規Knowledgeではなくその記事への追記を選んだとされています。

重複した問いを新しいURLで増やさず、既存記事へ統合する判断は、Knowledge運用としては不自然ではありません。

しかし、それでは「新規記事を作れるか」の試験になっていなかった

可児波起は結果を見て「今回は、新記事じゃなくて更新にしたの?」と確認しました。

この問いで明らかになったのは、今回の試験が単なる編集作業ではなかったことです。

確認したかったのは、新規記事の本文を作れるかだけではありません。新しいKnowledgeレコードを作り、新しいメイン画像を用意し、Wixへ登録し、公開ページまで成立させられるかという、新規制作工程そのものを試していました。

既存記事更新では、本文修正の能力は試せても、新規レコード作成や新規Hero画像の制作・登録は検証できません。

編集上の「正解」と、実験上の「正解」が分かれた

この場面では、二つの判断基準が同時に存在していました。

編集判断:同じ問いの既存Knowledgeがあるなら、新規記事を増やさず既存記事へ統合する。

実験判断:今回は新規記事・新規画像・Wix登録まで一連の新規制作能力を試す。

dotは前者を優先しました。可児波起は後者を試したかったため、同じ結果を見ても「成功」の意味が一致しませんでした。

新規記事とメイン画像を、別の試験として明示した

可児波起はその後、「メイン画像とかを本当に作れるか試したい」と、新規記事と画像制作を明示的に要求しました。

dot側は、会話の文脈を知っていることと、最新資料本文を実際に取得できることの違いを題材に、新規Knowledgeを作成し、メイン画像を用意し、Wixへ登録・公開したと報告しています。

可児波起はこの試験について「大成功」と評価しました。

新規制作を試したことで、既存更新では見えなかった工程が表に出た

新しい記事を1本作ると、既存記事の文章修正だけでは発生しない工程があります。

新しいURLキー、CMSの新規レコード、Primary Cluster、関連記事、メイン画像、画像ALT、SEO説明、公開URLなど、新しい記事固有の要素をそろえる必要があります。

後の試験では、こうした新規制作工程の中で画像アップロード許可待ちや、公開後の表示確認など別の問題も見つかりました。最初から既存記事更新だけを成功例としていたら、その段階までは確認できませんでした。

だから「重複するなら更新」というルールを捨てたわけではない

この出来事の後も、既存Knowledgeとの重複照合は制作工程に残っています。

可児波起が求めたのは、重複していても必ず新規記事を作ることではありません。

通常のKnowledge制作では、同じ問いなら既存更新にする判断を維持しつつ、「今回は何の能力を試しているのか」という実験目的を先に確認する必要がある、という整理になりました。

試験目的を明示しないと、AIは別の合理的な成功条件を選べる

AIへ「一連の作業を試したい」と伝えても、その中に複数の判断基準があれば、AIが最も合理的だと考える経路へ進むことがあります。

この実例では、重複を避けるというサイト運用上のルールが、新規制作工程を試すという一時的な実験目的より前に出ました。

そのため、試験では「通常運用なら更新でよいが、今回は新規作成工程を検証する」と、普段の最適化ルールと今回だけの検証目的を分けて示す必要がありました。

このKnowledgeで言える範囲

本記事が記録しているのは、2026年9月30日のdotローンチ直後に、採掘から新規Knowledge公開までを試したかった一周目が、既存記事更新へ置き換わった具体例です。

既存119記事という数、更新内容、新規記事の公開結果は、当時のdot側の報告として扱います。本記事制作時にその時点の119記事一覧や全操作ログを再取得したわけではありません。

確認できるのは、既存更新の判断自体を否定せず、実験で検証したい工程を先に固定したことで、新規記事・新規画像・Wix公開の試験へ切り替わったことです。

このKnowledgeの関連知識

採掘と重複判断の前提:過去のChatGPT会話からKnowledge・Experimentsの一次素材を発掘する方法。採掘後に既存Knowledgeと照合し、新規・更新などを判断する基本工程です。

その後の新規0件の実例:3スレッドを約49分で採掘して新規Knowledgeが0件だった――処理量と新しい知の発見は別だった。通常運用の重複判断と、新規記事を増やす目的の違いを別の試行で扱います。

新規記事として成功した題材:過去の話を知っていても資料を読めたとは限らない――dotへ10ファイルを添付して原文を確認した実例。新規記事・メイン画像まで試すために作られたKnowledgeです。

EVIDENCE

【根拠・検証】

2026年9月30日の初回一周

本記事の一次資料は、可児波起とChatGPT dotの非公開作業会話です。可児波起は、従来人間が行っていた過去会話の採掘、候補判断、記事化、公開、レビューまでをdotで試したいと説明しました。

最初の一周についてdotは、既存119記事と照合した結果、同じ問いの既存Knowledgeへ追記したと報告しています。これに対し可児波起は「今回は、新記事じゃなくて更新にしたの?」と確認しました。

新規制作試験への切り替え

可児波起は続けて、新規記事とメイン画像を本当に作れるか試したいと指示しました。

その後dotは、文脈を知ることと資料原文を取得できることの違いを題材に、新規1記事、メイン画像、Wix登録、公開確認まで進めたと報告し、可児波起は「大成功」と評価しています。

確認できないこと

本記事制作時に、当時の119記事一覧、Wixの全操作ログ、新規記事作成に使った各ツール応答を再取得していません。また、既存更新より新規作成の方が常に適切だったという意味でもありません。

SOURCES

【情報源】

PRIMARY SOURCE|非公開一次記録
2026年9月30日の可児波起とChatGPT dotの作業会話。採掘から公開までを試す依頼、一周目で既存記事更新を選んだ報告、本人による「新記事ではないのか」という確認、新規記事・新規メイン画像へ試験を切り替えた経緯を使用しています。

確認範囲
既存119記事との照合、新規1記事の作成・公開などは当時のdot側の報告、試験目的の訂正と「大成功」という評価は可児波起本人の直接発言として区別しています。非公開会話のため、原会話への公開リンクは掲載していません。

Author

【著者】

可児波起

​マーケティングデザイナー / DXコンサルタント / 音楽家

次に読む

新規制作の成功例:新しいKnowledgeとHero画像まで実際に作った記事。

過去の話を知っていても資料を読めたとは限らない――dotへ10ファイルを添付して原文を確認した実例

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