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KNOWLEDGE

6秒生成して、2秒だけ使う――AI動画を「完成品」ではなく素材として扱った実例

​著者:可児波起

​確認日:

2026年9月27日

​更新日:

2026年9月29日

ANSWER

​【結論】

AI動画は生成尺と完成尺を分けて扱えます。『最後の焼きそばパン』ではGrokで各カットを6秒生成しつつ、CapCutでは必要な2〜5秒だけ使う方針にしました。生成物を完成品ではなく素材として扱った例で、最終採用秒数や品質改善は未確認です。

Grokで6秒生成した映像から使いたい2秒前後だけを選び、CapCutのタイムラインへ切り出してつなぐ、生成尺と編集尺を分けた制作方法を示す16:9編集ビジュアル

Explanation

【詳しく解説】

結論――「生成できた長さ」と「使う長さ」は同じにしなかった

生成AI動画では、モデルが返した6秒を一つの完成カットとして受け取りたくなります。しかしこの制作では、6秒はあくまで生成された素材の長さであり、そのまま完成尺にする必要はないと扱いました。

Grokでは1カットにつき基本6秒を生成し、CapCutでは、その中から物語に必要な部分だけを使う方針です。つまり、生成尺はAI側の出力単位、編集尺は人間側の採用判断として分離しました。

第4ページでは、同じ6秒生成でも使用尺を4通りに変えた

第4ページの4カットでは、使用尺の目安を一律にしませんでした。電車内でスマホへ入力するカットは2〜3秒、昼休みにコーヒーへ手を伸ばしかけてスマホへ戻るカットは3〜4秒、会社の廊下で止まってメモするカットも3〜4秒、スマホのメモをPCへ移すカットは4〜5秒としています。

すべてGrokでは6秒動画として作る前提ですが、カットごとに見せたい動きの量が違うため、編集で使う長さも変えました。ここでは「6秒生成したから6秒使う」という機械的なルールを置いていません。

第5ページでも、短いカットを組み合わせた

第5ページでは、「自分の文章を読んで全然だめだと思う」感情を、目元、PC画面、止まった手、顔を覆う動作へ分解しました。ここでも使用尺は、1コマ目3〜4秒、2コマ目2〜3秒、3コマ目2〜3秒、4コマ目約4秒という設計です。

同じ6秒素材から、各カットが持つ情報量や感情の間に合わせて必要な長さを選ぶ考え方が繰り返されています。

ラストページ1コマ目も、6秒全部を使う設計ではなかった

ラストページ1コマ目では、ChatGPTアイコンを中心に置き、主人公は背中と肩のシルエット、カメラ固定、ズームなし、大きなリアクションなし、音楽なし、セリフなしという設計を作りました。このカットの使用尺目安も2〜3秒です。

つまり、生成側では6秒の余白を持たせつつ、編集側ではそのカットに必要な密度だけを残す方針が、物語後半でも維持されています。

「10秒→6秒」とは別の問い

既存Knowledgeの10秒の後半が破綻しやすいと感じ、6秒へ分けたでは、1回の動画生成そのものを10秒より6秒へ短くした経緯を扱っています。

今回のKnowledgeは、その後の編集判断です。6秒で生成したあと、その6秒を何秒使うかをさらに人間が決めます。前者は生成単位、今回のテーマは採用単位であり、同じ「短くする」でも工程が違います。

AI動画を「完成カット」ではなく、編集前の素材として見る

この制作方式を整理すると、動画AIの出力を完成品として受け取るのではなく、編集可能な素材として扱っていたといえます。6秒の中に使える瞬間と使わない瞬間があってもよく、最終的にどの区間を残すかはCapCut側で決めます。

ただし、これは「短く切れば品質が上がる」と証明したものではありません。採掘時点では完成動画が未提示で、実際の最終採用秒数、短く切った場合と6秒全部を使った場合の比較、視聴者評価はありません。確認できるのは、制作段階で生成尺と編集尺を分け、カットごとに2〜5秒程度の使用尺を設計したことです。

一段前には、4コマ静止画から動画素材を作っていた

この編集判断の前には、いきなり動画を作らない――4コマ静止画を設計図にして、1コマずつGrokへ渡した制作方法があります。2×2の4コマ静止画を先に作り、人間が1コマずつ切り出し、Grokで6秒動画へ変換していました。

つまり制作単位は、4コマ設計図→1枚の静止画→6秒動画→必要な2〜5秒の編集カット、と段階的に小さくなっています。

確認できたことと、まだ確認できていないこと

確認できたこと:Grokでは基本6秒動画として生成したこと。CapCutでは6秒全部を使う前提にせず、1〜5秒程度の必要部分を使う方針を明文化したこと。第4ページと第5ページ、ラストページ1コマ目で具体的な使用尺目安を設定したこと。

確認できていないこと:完成版で実際に採用した秒数、短く切ることによる画質や破綻率の改善、6秒全部を使う場合との比較、視聴維持率、完成作品全体の評価。

実務との接続:生成した映像を素材として選び、編集で完成形へ組み立てる制作の実例は、海辺の部屋の動画制作ポートフォリオでも確認できます。

このKnowledgeの関連知識

生成単位を短くする:10秒の後半が破綻しやすいと感じ、6秒へ分けた。10秒と6秒という生成区間の設計を見る。

動画になる前の素材設計:いきなり動画を作らない――4コマ静止画を設計図にして、1コマずつGrokへ渡した制作方法。6秒動画の元になる静止画をどう作ったかを見る。

6秒内部の時間を制御する:6秒を1秒ずつ設計し、「まだしないこと」まで書いた。生成中の時間設計と、生成後の編集尺を比較する。

EVIDENCE

【根拠・検証】

Evidence

【直接確認できる事実|生成尺】
Grokでは基本的に各カットを6秒動画として生成する方針でした。

【直接確認できる事実|編集方針】
CapCutでは6秒全部を使う前提ではなく、1〜5秒程度の必要部分だけを使用する方式が明文化されました。

【具体値|第4ページ】
1コマ目2〜3秒、2コマ目3〜4秒、3コマ目3〜4秒、4コマ目4〜5秒という使用尺目安が設定されました。

【具体値|第5ページ】
1コマ目3〜4秒、2コマ目2〜3秒、3コマ目2〜3秒、4コマ目約4秒という使用尺目安が設定されました。

【具体値|第6ページ1コマ目】
ChatGPTアイコンを中心にしたラストページ1コマ目は、2〜3秒使用する設計でした。

【AIによる分析】
この工程を、動画AIの出力を完成カットとして固定せず、編集前の素材として扱い、生成尺と編集尺を別々に決める制作設計として整理しました。

【未確認事項】
完成版での実採用秒数、短尺化による品質改善、6秒全使用との比較、完成動画の視聴データは未確認です。

SOURCES

【情報源】

Sources

PRIMARY SOURCE|非公開一次記録
可児 波起とChatGPTによる縦型短編動画制作の会話・修正記録。Grokでの6秒生成方針、CapCutで必要部分だけ使う編集方針、第4〜6ページ各カットの使用尺目安を確認しています。

確認範囲
このKnowledgeではGrokやCapCutの公式仕様を根拠としていません。6秒、2〜5秒などの値は、この制作記録で実際に採用・設計された値として扱います。完成版の採用秒数は未確認です。

Author

【著者】

可児波起

​マーケティングデザイナー / DXコンサルタント / 音楽家

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