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KNOWLEDGE

AIのセルフレビューで見つけた修正点は、次の原稿にも入っているか

​著者:可児波起

​確認日:

2026年10月1日

​更新日:

2026年10月1日

ANSWER

​【結論】

可児波起がChatGPTと人物紹介ページを作った際、AIは実績の数字に「対象・期間・本人の担当」を添えるよう指摘しました。ところが、直後の書き直しには、その説明がそろっていませんでした。この原稿比較から得られる確認方法は、レビューで挙げた修正点と、次の原稿の該当箇所を一つずつ照合することです。すでに書かれた条件は残し、不足する事実を推測で埋めないようにします。

「レビューの指摘」の4つのマーカーから伸びる点線が空欄で止まり、下段の「次稿」の本文線まで届かない図

Explanation

【詳しく解説】

人物紹介ページを、実績を確かめられるページにしたかった

僕(可児波起)は、「海辺の部屋」に自分の経歴や仕事をまとめる人物紹介ページを、ChatGPTと作っていました。目的は、初めて僕を知った人が、どんな活動をしてきたのか、その実績を何で確認できるのかが分かるようにすることでした。

そこで、いったんできた原稿をChatGPT自身に読み直させました。これがセルフレビューです。僕は「重要なのは、ネット上の権威性。その観点で、セルフレビューして」と依頼し、その後に全文の書き直しを求めました。

このとき確かめたいのは、レビューの説明がもっともらしいかだけではありません。AIが自分で見つけた修正点が、次に出した原稿へ入っているかです。

「数字に説明を添える」という指摘が、次稿ではそろわなかった

レビューで取り上げられたのは、広告やネットショップの成果を示す数字でした。ここでは、広告のクリック率を表すCTRと、Webページの閲覧数を表すPVを比べます。

ChatGPTは、人物ページに実績値を載せるなら、対象業界、期間、本人の担当まで説明する案を示しました。説明できない数字は、掲載を見送ってもよいという指摘もありました。

レビューにあった説明項目の例:
対象:○○業界
期間:○ヶ月
本人担当:戦略・広告運用・クリエイティブ改善

ところが、直後の書き直しにある「支援実績の一例」では、次のように数字が並んでいました。以下は原稿の表記を保ち、実績値だけを角括弧で伏せた抜粋です。

Web広告CTR
[変更前の値] → [変更後の値]

オウンドメディアPV
半年間で[増加率]増

CTRには、どの業界の、どれだけの期間の成果なのか、僕が何を担当したのかが添えられていません。一方、PVには「半年間」という期間が書かれています。同じ成果欄でも、反映された条件と、まだない条件が混在していました。

  • CTR・購入などの成果につながった割合(CVR)・ネットショップ(EC)の月商:成果欄に、対象業界・改善を測った期間・本人担当の対応がない
  • PV:期間の「半年間」はある。対象業界・本人担当の対応はない

原稿の別の場所には、企業名や一般的な担当領域、対応業種も書かれていました。ただし、それぞれがどの成果値を説明するのかは結び付いていませんでした。

なぜ、説明のない数字が問題になるのか

たとえば月商の改善でも、短期間の施策なのか、長期の取り組みなのかで、読み手が受け取る内容は変わります。本人が戦略を立てたのか、広告運用を担当したのかも、その人の仕事を理解するために必要な情報です。

この人物ページで求めていたのは、実績の中身を確かめられることでした。数値だけが残ると、その目的に必要な説明が足りません。レビューでは必要性を指摘できても、書き直された原稿に説明がそろうとは限らない、という差がこの一往復にありました。

次の原稿では「どこに書いたか」まで確認する

この比較を踏まえ、AIにレビューと改稿を頼むときは、次の順で確かめる方法を提案します。

  1. 修正点を一つずつ分ける。今回なら、対象・期間・本人担当を、成果ごとの確認項目にする
  2. 次稿の記載箇所を示す。どの段落に条件を書いたかを確認する。該当箇所がなければ、未反映として残す
  3. ある説明と、ない説明を分ける。PVの「半年間」のように、すでにある情報を見落として一括で不足扱いしない
  4. 不足する事実を確かめてから直す。元資料や本人への確認で補う。確認できなければ数値の掲載を保留し、もっともらしい業種や期間を作らない

照合結果は、二つの軸に分けて記録します。「文章への反映」は反映済み・一部反映・未反映・採用しない理由あり、「根拠の確認」は確認済み・未確認・今回の修正では対象外とします。原稿に記載済みでも、その内容の事実確認は未確認という場合があるためです。

AIへ渡す確認指示なら、次の形にできます。これは今回の比較から作った指示例で、当時の会話の引用ではありません。

「レビューで挙げた修正点ごとに、次稿の該当箇所を示してください。文章への反映状態と、根拠の確認状態を別々に記録してください。すでにある説明は残し、不明な事実は補わないでください。」

修正点を整理する段階では、文章の修正を分かりやすさ・論点・形式・重点に分ける方法も使えます。照合を終えたら、どこまで確認して完了としたかを報告に残す方法へつなげます。

この事例から言える範囲

確認したのは、保存されたレビューと直後の原稿の記載の差です。実績値の真偽や元の職務資料、現在の人物ページの最終稿を検証したものではありません。また、修正漏れの原因や頻度、上の確認手順による改善効果も測定していません。数値の事実確認は、原稿への反映確認とは別に必要です。

このKnowledgeの関連知識

修正指示を分解する前提:

文章の修正を「分かりやすさ・論点・形式・重点」に分ける

どこを直すのかを分けた上で、本記事では、その条件が次稿のどこへ反映されたかを確認します。

セルフレビューの説明を検証する別の問い:

AIが説明できたことと、原因を突き止めたことは別――セルフレビューを「仮説」として扱う

原因の説明が正しいかという検証と、レビュー項目が原稿に入ったかという照合を分けて扱います。

次工程として、確認結果の報告範囲をそろえる:

「監査で問題0」は、どこまで確認した結果か|サイト運用の報告を読む方法

原稿の条件を照合した後は、何を確認して完了としたのか、対象外に何が残るのかを報告へ明記します。

現在地:AI WORKFLOW → 判断基準・レビュー設計

EVIDENCE

【根拠・検証】

比較の根拠

可児波起の人物ページ制作に関する非公開会話から、2026年9月30日〜10月1日(UTC)に保存された原文を使用しました。照合対象は、ChatGPTのセルフレビュー中のKPI節(成果を示す重要な指標を扱った節)と、その直後の全文改稿中の「支援実績の一例」です。

レビューには対象業界・期間・本人担当の説明例があり、次稿の成果欄ではCTR・CVR・EC月商にその対応がありませんでした。PVには「半年間」の記載があり、対象業界と本人担当の対応がありませんでした。別セクションの企業名・担当領域とも、各成果値の対応は示されていません。

ここまでが原稿比較で確認した内容です。項目ごとに次稿の記載箇所を示す手順は、この比較から整理した提案です。原文の保存日は、成果の測定日や人物ページの公開日を意味しません。

SOURCES

【情報源】

出典:非公開の制作記録

「海辺の部屋」の人物紹介ページをChatGPTと制作した会話の保存原文。権威性の観点でのセルフレビュー依頼、KPI節、直後の全文改稿を読み比べました。原会話は非公開のため、公開リンクは掲載していません。

Author

【著者】

可児波起

​マーケティングデザイナー / DXコンサルタント / 音楽家

次に読む

前提:修正指示を種類ごとに分け、その各条件が次稿のどこに反映されたかを照合する。

文章の修正を「分かりやすさ・論点・形式・重点」に分ける

対比:原因の説明が正しいかという検証と、指摘項目が次稿に入ったかという照合を区別する。

AIが説明できたことと、原因を突き止めたことは別――セルフレビューを「仮説」として扱う

次工程:原稿を照合した後、何を確認して完了としたのか、対象外に何が残るかを報告へ明記する。

「監査で問題0」は、どこまで確認した結果か|サイト運用の報告を読む方法

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