【グーグル、検索エンジンに対話型AI機能組み込みへ━CEO=新聞】
今現在、Googleのブラウザ「Chrome」の拡張機能で「bing」を入れているので、検索すると、Google検索の右にbingの窓が出来て、そこにbingが答える、という使い方をしています。
bingの答えは、一瞬タイムラグがあるので、まず検索上位に目が行きますが、今までのように、複数ページを見て自分の脳内でまとめるより、それを簡単にbingがまとめてくれて、出展先のURLも出るので、そちらを圧倒的に優先して使っています。
Googleも、おそらくこういったUI=仕様になると思います。
検索連動型広告(リスティング広告)は、1つの検索に対して3〜4個表示されます。
この表示順位でクリック率が相当変わります。
順位別のクリック率は
1位:12.2%
2位:1.5%
3位:0.3%
と、少しの順位変動で、かなり差が出ます。
掲載順位を決定する大きな要素は、広告費がオークション性なので、広告主は、1位(最上部)に掲載されるために、多くの費用を注ぎ込みます。
この結果は、人の目線が、検索結果に固定されていることを前提としているので、同時にAIの答えが出るのなら、当然そちらに目線が移り、広告を意識する機会が減り、クリック数、クリック率ともに、激減するでしょう。
現在のGoogleの収益の内訳は、広告収入が80%を超えていて、その広告の中でも「検索広告」の割合は81%で、あとはYouTube広告などになります。
この、大収益の柱の部分にAIを埋め込むのなら、広告収入の減少は必然で、しかし、もうなりふり構わずなので、本来なら株は売られるはずですが、、、。
AIは、既存のビジネスモデルを破壊し、早急にイノベーションを起こさないと、自らの首を絞める、諸刃の剣になります。
ユーザーとしては、何か起きそうなワクワクがありますが、プラットフォームは正念場ですね。
著者名:
【可児波起:海辺の部屋CEO】
ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント(東証プライム)企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。
「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている
海辺の部屋ホームページ
Comments