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  • 執筆者の写真可児有紀子

SNS広告の強みと他広告手法との比較~成功事例で分かる効果~


SNS広告の強みと他広告手法との比較~成功事例で分かる効果~

SNS広告は現代のマーケティング戦略に欠かせない存在です。他の広告手法と比較して、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回はリスティング広告などと比較しながら、SNS広告の強みと具体的な事例を解説していきます。

【1】ターゲット層へのアプローチが容易


SNS広告は、利用者の年齢や興味・趣味、地域などを基にターゲティングすることができます。これにより、広告を見る人が興味を持ちやすいコンテンツを表示することが可能です。例えば、Facebookでは「Lookalike Audience」という機能を利用して、類似の属性を持つ人々に広告を出稿することができます。

一方、リスティング広告は検索エンジン上でのキーワード検索に基づいて表示されます。そのため、ターゲット層へのアプローチが難しい場合があります。また、Googleのリスティング広告は競合他社との競争が激しく、入札単価が高騰することも少なくありません。

【2】ユーザーとのコミュニケーションが可能


SNS広告は、広告主とユーザーが直接やり取りできる場を提供します。これにより、企業は顧客からのフィードバックを得られ、商品やサービスの改善に繋げることができます。


例として、ユニクロはInstagram広告で「ユーザーが投稿したコーディネート」を活用し、ファッションの幅を広げることに成功しました。これにより、ユーザーとの繋がりが強化され、売上向上につながりました。

対して、リスティング広告は広告クリックでのみユーザーとの接点を持ちますが、SNS広告のような直接的なコミュニケーションは難しいです。

【3】広告効果の測定が容易


SNS広告では、広告効果を分析するためのツールが充実しています。例えば、Facebook Ads Managerでは、広告の反応やクリック数、CV率(コンバージョン率)などをリアルタイムで確認することができます。これにより、効果的な広告運用が可能となります。また、A/Bテストを行うことで、異なる広告コンテンツのパフォーマンスを比較し、最適なものを選択できます。

一方で、リスティング広告も効果測定が可能ですが、ユーザーとのコミュニケーションが直接的でないため、どのような要因で反応が得られたのかを把握することが難しい場合があります。

【4】ブランディング効果の向上

SNS広告は、ユーザーが自然に目にする形で広告が表示されるため、ブランディング効果が高いと言われています。特に、InstagramやTwitterでは、ユーザーが投稿した画像や動画に企業の広告を組み込むことで、より自然な形で情報が伝わります。また、インフルエンサーや著名人が広告主と協力してコンテンツを発信することで、信頼性や認知度を向上させることができます。


例えば、資生堂は、人気モデルを起用したInstagram広告で、美容製品のブランドイメージを高めることに成功しました。

対して、リスティング広告は主に検索結果のページに表示されるため、広告としての認識が強く、ブランディング効果が低いとされています。

【5】コストパフォーマンスの良さ


SNS広告は、他の広告手法に比べてコストパフォーマンスが良いとされています。特に、広告のリーチ数やインプレッションに対する費用が安価であることが多く、効果的な広告運用が期待できます。


例として、企業が1,000円の広告費を投じた場合、SNS広告であれば5,000~10,000人のユーザーにリーチできると言われています。これに対し、リスティング広告ではリーチ数が限られ、同じ広告費でも効果が低い可能性があります。

【まとめ】


SNS広告は、ターゲット層へのアプローチが容易であること、ユーザーとのコミュニケーションが可能であること、広告効果の測定が容易であること、ブランディング効果が高いこと、そしてコストパフォーマンスが良いことなど、多くのメリットがあります。これらの点から、SNS広告は現代のマーケティング戦略において重要な役割を担っています。

対して、リスティング広告はターゲット層へのアプローチが難しく、ブランディング効果やコストパフォーマンスが低いとされていますが、ユーザーが情報を検索する際に表示されるため、意識的な購買意欲が高いユーザーにアプローチする点では優れています。

両者の広告手法は、それぞれ異なる強みと弱みがあります。企業は自社のマーケティング戦略や目的に応じて、SNS広告とリスティング広告を上手く組み合わせることで、効果的なプロモーション活動を展開することができます。


 

著者名:

【可児有紀子:海辺の部屋CDO】

ファッションデザインスクールを経てアパレル業界へ。パターンなどの基礎を学びながら、独学でWebサイト制作、ECサイト制作などを行う。医療領域で「医療事務」として10年従事。介護職員初任者研修取得、アロマセラピースペシャリストとして、高齢者、障がい者の介護職に従事。デザイン領域ではAdobe系(Photoshop、Illustrator、XD)を駆使し、マーケティングをベースに「UI/UXデザイン」に特化したWebデザイン、グラフィックデザインを生み出す。

大の「猫好き」で、保護猫3匹と暮らし、保護猫ボランティアの支援も行う


海辺の部屋ホームページ

https://www.umibe.art/


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