ANSWER
【結論】
2023年6月のGPT-4利用記録と、2026年10月1日の可児波起本人の回想から見える人間の仕事は、書かせたい内容や表現条件を決めることに加え、長文制作では一度にどこまで書かせるか、次へどう進めるかという進行を組み立てることです。2026年10月1日の本人回想では、目次を作らせ、章ごとに書かせ、「続きを書いてください」と進める方法を長文制作全般の経験として説明しています。

Explanation
【詳しく解説】
2023年6月3〜4日、可児波起はChatGPT上で、GPT-4世代のモデルへ検索を意識したSEO記事の制作を依頼しました。題材は「ブロックチェーン コンセンサスアルゴリズム」で、ブロックチェーン上で参加者が情報について合意をつくる仕組みを解説する記事です。
依頼では、6,000文字以上の文章、SEOを意識した構成、日本の具体例、数値を含む説明などを指定しました。しかし、確認できる3つの会話に残る4つの保存回答は、いずれも6,000文字以上の完成記事にはなっていません。
2023年6月当時のGPT-4利用環境
可児波起は後年、この時期の利用について、ChatGPTの有料版で最上位モデルを使っていたと説明しています。この事例では、2023年3月14日にChatGPT Plusへ提供されたGPT-4世代の利用として扱います。OpenAIは同日にGPT-4を発表し、ChatGPT Plusユーザーへの提供を開始しました。
GPT-4 research(OpenAI)
また、2023年5月12日のChatGPT Release Notesでは、最大トークン制限を超えた回答生成を継続する選択肢が案内されています。トークンはAIが文章を処理・生成するときの単位です。ただし、この一般的な仕組みと、今回保存された4回答が終了した直接の理由は別のものです。
ChatGPT Release Notes(OpenAI)
6月3日:複数の依頼を含めた最初の入力
2023年6月3日15:55の依頼では、ブロックチェーン コンセンサスアルゴリズムの記事制作に加えて、SNSキーワード調査やWebマーケティング費用に関するタイトル作成も同じ入力へ含めていました。
記事については、読みやすい文章、SEOに強い形式、専門家としての体験・経験・所感、日本の具体例、日本企業やサービス名、数値説明、6,000文字以上という条件を指定しています。
回答では記事タイトルと本文冒頭が生成された後、残りの文章について「全体で6000文字以上になるようにします」と示され、その後SNSキーワード調査へ進みました。最後は未完の「"SNS」で終了しています。
SNS部分も含む保存回答全体は1,044字でした。
6月4日6:12:記事制作だけに絞った依頼
2023年6月4日6:12には、記事制作のみを依頼しています。
依頼内容は、SEO記事、読みやすい文体、日本企業の具体例、成果や平均の数値説明、6,000文字以上の文章などでした。
回答では「ブロックチェーン コンセンサスアルゴリズムとは?」などの見出しが作られ、日本での利用例や成果について説明が続きました。
しかし、保存回答は「そのため、我々」という文章で終了しています。文字数は1,619字でした。
6月4日6:15:一人称と文体条件を追加した依頼
同日6:15の依頼では、記事制作条件に加えて、「わたし」と表現すること、「女性が書いたような文体にしてください」という指定が入りました。
この依頼への保存回答は2つあり、1つ目は862字で「ネットワークに積極的」という文章で終わっています。2つ目は407字で「Proof of」という途中の文章で終わっています。
両方の回答では「わたし」という一人称が使われていますが、6,000文字以上の完成記事には届いていません。
2026年に本人が振り返った長文制作の工夫
2026年10月1日に当時の長文制作を振り返った可児波起は、いっぺんに書かせると後半意味が崩れるため、まず目次を作り1章ずつ書かせ、「続きを書いてください」という言葉を使って進めていたと説明しました。
また、「アウトプットが1000文字もできない。その時に『続きを書いてください』が生まれた」と振り返っています。
この3会話には、目次作成や章ごとの分割執筆を行ったやり取りは残っていません。ここでは、2026年時点で本人が説明した長文制作全般の経験として扱います。
この記録と本人回想の範囲では、可児波起が生成AIを使った長文制作で担っていた役割として、何を書かせたいかという内容条件の設計と、どの単位で生成を進めるかという進行設計が見えます。
このKnowledgeの関連知識
そもそも文字数を固定する必要があるかを考える:「9,000文字以上・タイトル5案」をやめ、AIに編集判断を任せるプロンプトへ変えた理由。出力が条件を満たしたかの確認から一歩戻り、文字数や案数を必須条件にするかという依頼設計を扱います。
直したい条件を分けて伝える:文章の修正を「分かりやすさ・論点・形式・重点」に分ける。原稿の不足を見つけた後、分かりやすさ・論点・形式・重点のどこを修正したいのか整理する方法へ進みます。
文字数とは別に、FAQの組数を指定する例を見る:記事題名からFAQ形式へ展開した、AIへの題材指定と回答形式の設計。題名と五組の指定で返った質問候補を見て、数を満たすことと記事への採用判断を分ける例へ進みます。
EVIDENCE
【根拠・検証】
本文は、2023年6月3〜4日の可児波起によるChatGPT利用記録、2026年10月1日の本人回想、OpenAIの公式資料をもとに作成しています。3会話は本人の非公開一次資料で、時刻は当時の画面表示です。
SOURCES
【情報源】
保存回答の文字数は、2026年10月2日にタイトル・記号・空白・改行を含むUnicode文字数として再計数したものです。個別回答が終了した原因や当時の画面上の具体的な文字数上限は、この記録から確認できません。
PUBLIC REFERENCE
OpenAI|GPT-4 Research
PUBLIC REFERENCE
OpenAI Help Center|ChatGPT Release Notes
Author
【著者】
可児波起
マーケティングデザイナー / DXコンサルタント / 音楽家
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そもそも文字数を固定する必要があるかを考える。出力が条件を満たしたかの確認から一歩戻り、文字数や案数を必須条件にするかという依頼設計を扱います。
直したい条件を分けて伝える。原稿の不足を見つけた後、分かりやすさ・論点・形式・重点のどこを修正したいのか整理する方法へ進みます。
長い記事を一部ずつ受け取る依頼例を見る。記事全体の条件と一回の出力範囲を分けた、2024年5月の別の事例です。6月の試行から生まれた改善策だとは位置づけていません。
文字数とは別に、FAQの組数を指定する例を見る。題名と五組の指定で返った質問候補を見て、数を満たすことと記事への採用判断を分ける例へ進みます。
同じテーマは文章設計・編集判断、上位領域はコンテンツと根拠から探せます。Knowledgeトップへ戻ると全体を見渡せます。
