AI画像のブランド統一で失敗した話|「統一感」と「ワンパターン」は違う
更新日:19 時間前

これは、生成AIでブログやKnowledgeの画像を量産するとき、「ブランドを揃えよう」とした結果、全部の画像が同じに見えるようになってしまった話です。
海辺の部屋では、記事ごとにメイン画像を生成AIで作っています。最初の数枚は、オフホワイト、ティール、チャコールを使ったシンプルな図解で、かなり気に入っていました。
ところが量産を始めると、別の問題が出ました。
一度は写真っぽい方向へトンマナが崩れ、その後トンマナを強く固定したら、今度は「見出し→箱→矢印→箱」という同じ構図ばかりになったのです。
「統一感」と「同じテンプレート」は別物だった
ブランドとして揃えたいのは、すべての画像の構造ではありません。
色、余白、書体、線の細さ、情報密度、編集メディアらしい静かな雰囲気。こうしたデザイン言語が揃っていれば、構図まで同じである必要はないと気づきました。
むしろ構図まで固定すると、一覧で見たときに記事ごとの違いが分からなくなります。
固定するものと、変えるものを分ける
今は、背景色、ティールとチャコールの使い方、余白、タイポグラフィ、罫線の温度感などはブランド側の固定要素として扱います。
一方で構図は記事ごとに変えます。比較なら左右比較、工程なら流れ、境界なら二領域、数字なら大きな数式、概念なら中心放射というように、内容が持っている関係から選びます。
「トンマナはブランドの統一、構図は記事の個性」という分け方です。
参考画像を渡すと、構図まで引っ張られる
生成AIへ「この画像みたいに」と参考画像を渡すと、色や雰囲気だけでなく、レイアウトまで強く真似ることがあります。
そこで「色・余白・書体・編集感は維持する。ただし構図は記事内容から新しく決める」と、何を真似し、何を変えるかを言葉で分けるようにしました。
スタイル参照とレイアウト複製を別の指示として扱うわけです。
タイトルを隠しても何の記事か分かるか
ワンパターン化を見つけるために使っている確認方法があります。
画像のタイトル文字を隠したとき、図やモチーフだけでも記事テーマをある程度推測できるかを見ることです。
前の画像にタイトルだけ差し替えても成立するなら、その構図は記事固有性が弱いと判断します。
文字を増やしすぎない
画像を分かりやすくしようとすると、生成を重ねるほど補助文やラベルが増えがちです。
でも文字が増えるほど、画像は「見る入口」ではなく「読むスライド」になります。ブログ画像では特に、全部を説明するより、その記事を読みたくなる一つのメッセージへ絞るほうが合います。
今回のBlog画像でも、Knowledgeより少し写真・雑誌寄りにして、説明図そのものにはしない方針へ変えています。
効果測定まではしていない
このルールへ変えたことでクリック率が上がった、記事識別性が何%改善した、という測定はまだしていません。
確認できているのは、量産中に写真調への逸脱と構図のワンパターン化が起き、それを修正するために固定要素と可変要素を分けたことです。
今後は一覧で並べたときの違いと、実際の閲覧データも見ていく必要があります。
まとめ
同じブランドの画像は、同じテンプレートである必要はありません。
色・余白・書体・線は揃える。構図は記事の意味に合わせて変える。
生成AIで画像を量産するときは、「何を固定するか」だけでなく、「何を毎回変えるか」までルールにしておくと、統一感と記事の個性を両立しやすくなります。




コメント