僕は生成AIを信じない。だから、3つを競わせて“人間が決める”。
- 可児波起

- 16 時間前
- 読了時間: 3分

『僕は生成AIを信じない。だから、3つを競わせて“人間が決める”。』
生成AIを扱うとき、
僕はひとつのモデルに頼らない。
理由は単純で、
どのAIも不完全で、癖があり、偏りがあるからだ。
僕の使い方では——
・ChatGPT 5.2 …… 洞察・粗探し・校閲が強い
・Claude Opus 4.6 …… 情報の正確性・構造化が圧倒的
・Gemini Pro 3 …… リアルタイム性とファクトチェック能力が優秀
しかし同時に、
・人間に迎合する
・推論を断定してしまう(ハルシネーション)
・直前の会話に引っ張られる
・長期スレッドで前提が崩れる
など、弱点も多い。
だから僕は、単体では使わない。
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■ ビジネスの重要局面で「3つのAIに同じ問い」を投げた
あるプロジェクトで「次の一手」を決める必要があった。
ここを誤れば、数ヶ月が狂う。
そこで3つのAIに同じ質問をした。
「いま動くべきか? 何をすべきか? それとも静観すべきか?」
返ってきたのは、
綺麗に分かれた”別々の正しさ”だった。
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■ “AI同士の議論”を始めた理由
どれも一見もっともらしい。
でも、どれかひとつを選ぶ根拠がない。
そこで3つの回答を各AIに貼り付け、
互いに検証・反証をさせた。
しかしすぐに問題が起きた。
・ChatGPTがClaudeの論理の穴を突く
・ClaudeがGeminiの浅さを指摘する
・Geminiが最新ニュースを盾に反論する
議論は本筋から離れ、
ただの主張合戦になった。
AI同士が暴走したのではない。
役割を与えないまま自由に議論させると、
AIは簡単に「勝ち負け」のモードに入る。
そこでプロンプトを変えた。
・互いを否定しない
・自分を正当化しない
・良い部分は積極的に取り入れる
・最終判断は人間が行う
・人間が最適な判断をできるよう、建設的な意見だけを出すこと
この制約が、決定的だった。
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■ 5ターン後、議論の質がまるで変わった
GPTは洞察を、
Claudeは論点の構造を、
Geminiは外部条件と網羅性を。
互いが欠点を補い合い、
議論は「収束」ではなく「条件整理」へ向かっていった。
その材料をすべて読んだ僕の結論は——
「打ち手は山ほどあるが、今は動かない。静観する。」
AIの方向性とは少し違った。
AIは「条件が揃えば動くべき」と示していた。
でも僕は、“揃っていない条件”の方に気づいていた。
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■ 驚いたのは、その後だった
この判断を3つのAIにフィードバックした。
すると全モデルが、
初期回答とは異なる角度から、根拠付きで賛同を示した。
迎合ではない。
僕の判断が「条件に照らして合理的だった」から、
論理的に整合したのだ。
最初は完全にバラバラだった3つのAIが、
人間の判断を経て、同じ地点に辿り着いていた。
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■ この経験で強く確信したことがある
AIがどれだけ賢くても、
議論がどれだけ洗練されても、
最後の一歩だけは、人間が決めるべきだ。
・AIの回答に違和感を持てるか。
・ハルシネーションを見抜けるか。
・複数の答えを統合できるか。
・そして、判断に責任を持てるか。
AIは判断材料を作る。
しかし、決断だけは、AIには絶対にできない。
それが人間の役割であり、
人間の価値そのものだと思っている。
著者名:
【可児波起:海辺の部屋CEO】
ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント(東証プライム)企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。
「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている
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